FXをはじめるにあたっては、まずは口座のなかに証拠金としていくらかのお金を入金しておく必要があります。この証拠金を担保とすることによって、証拠金の金額の何倍にもあたるような外貨を売買するトレードができるわけです。証拠金を使ってトレードをしている最中にも、為替相場が急激に変動をすれば、実際には損失として確定してはいないものの、評価上の含み損を抱えてしまうことがあります。もともと入金した金額から、担保にあたる証拠金として使用している金額と、この含み損にあたる金額、場合によっては売買手数料といった経費を差し引いたものが、現在使用可能な証拠金の金額となります。
通常のFX会社では、この金額が一定の水準を下回った場合、追証といって、さらに証拠金を入金するような決まりごとになっているものです。もしも期限までに入金が完了しなければ、現在建てているポジションは強制的に決済されてしまいますので、含み損ではなく、本当に損失として確定してしまうことになります。追証に迫られた場合、すぐにでも口座への入金をしたいものですが、銀行の窓口からわざわざ入金の手続きをするようでは、土曜日や日曜日はもちろん受け付けてもらえませんし、平日も限られた時間内となってしまいます。こうした場合には、どこかの銀行にインターネットバンキングが可能な預金口座を開設しておくと便利です。
FX業者のなかには、特定の銀行と提携をしていて、インターネットバンキング経由であれば、24時間いつでも口座入金を受け付けているということが多く、急に入金が必要になったときに役立ちます。